★日がわり一話。

JOIN TO JOY

2011年02月22日 00:37

本や小説を読んでいると、その文章の感じがしばらく頭から離れなくなってしまうことが度々ある。

つまりアレだ。

自分の頭の中で考えていることが、その時読んでいる本の作者風の文章になってしまうのである。

考えていることが、いちいち文章になってしまうのだから、とても難儀だ。


今読んでいるのは眉村卓氏の「日がわり一話」。(写真)
先日見た映画「僕と妻の1778の物語」の原作者の本である。
眉村氏が1日3枚以上と決めて、病気の奥様に贈った物語。
映画では劇中劇として登場するお話もいくつかあった。

映画には出てこないが、一番気にいったお話は、「五円玉」というお話だ。

いやはや、おもしろい。

眉村氏の描く物語の世界観はなんともかわいらしいのである。

60代(現在では70代)の作者ではあるのだが。

とにかく、“かわいらしい”と感じずにはいられないのである。


この本の文章が簡単に言って“だ・である調”であることは、もはや言うまでもない。
まぁ、戯曲などと違って、おそらく小説というものは、ほとんどが“だ・である調”で書かれているものだと思うが。


ここまで、この、ブログという名の“暇つぶしの文章”を読んで頂いている暇な人は、一度読んでみては如何だろうか。


考えていることが、いちいち文章になってしまっても、私は知りませんよ。


知らないのである。




あいすいません。暇つぶしでございました。