★99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜
個人的な感想文です。録画してこれから見るという方は読まないで下さいね。
11月3日の文化の日から始まった5夜連続のドラマ・99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜。
橋田先生が戦争や平和について書く最後の作品だとか。
はじめはそれほど見る気はなかったのですが、1夜目の途中、草なぎ剛さんが出たところから目が離せなくなり、気付くと5夜連続でしっかりと見ていました。
人種差別とか戦争とか愛国心とか。平和とか愛とか、家族の絆とか、生き方とか、改めて考えさせられるドラマでした。
つらい、苦しい、重い場面がたくさんありましたね。
1夜目の展開から、どんどんつらく苦しくなっていくのが、予想できたので、とくに4夜目は見るのをためらってしまったのですが、ここはやっぱり、しっかりと見なくてはいけないと思い直し、見ました。
4夜目の戦闘シーン。本当に凄かったですね。怖くて目を覆いたくなりました。
一郎さんが戦死するシーンは悲しくて、涙が止まらなくて、もうぼろぼろでした。
アメリカ兵として戦死した一郎さんの命が種となって、後に大きな実を結んだのはわかるけど、
一郎さんが命をかけてでも手に入れたかったモノは、結局、一郎さん本人は手に入れることができなかったんだと思うと、正直複雑で、せつない気持ちでいっぱいになりました。
命があってこそだと私は思うんですよね。
しかも、お父さん、自ら命絶つし。切腹ですよね。あたし、日本人のこういう考え方の文化って好きじゃないです。生き恥を晒すくらいならとか、昔の武士みたいなの。それが当時の日本人ということなのでしょうか。
残された家族には泥まみれになってでも生き抜いてほしかったな。
戦争に行った一郎さんのことを思うと、自ら命を絶つなんてことしないでほしかったな。
生きてる人は死んだ人を忘れていくもの。善くも悪くもなく、それが現実だと私は思ってしまうのですが、ドラマで、しのぶさんは一郎さんを忘れなかったですね。
次郎さんはずっと独身。
一人の人を愛し続けるというのに私も憧れてしまいますが、それで幸せなんだろうかとも思ってしまいました。
あと、ラストで、大人になったケンが、まさかの草なぎ剛3役だという荒業を期待したのですが、残念でした。
はぁ〜。結局あたしって、草なぎ君見たさの5夜だったの?!
感じ方は人それぞれだと思いますが、皆さんはどんな感想を持たれたのでしょうか。